大型テラスクリアマット色の波板交換現場

今回は波板の交換作業をしてきました。
形がかなり複雑で波板のサイズも長いものだったのでかなり作業ボリュームのある現場でした。


発注をいただいた経緯なんですが、長年使っている波板の屋根が汚れてきたり、
傷んできて雨漏れが発生してきたため交換したいとご要望ありました。
その際の注意点としてなるべく日光を取り入れ、屋根の下や室内を明るくしたいとのことでしたので、クリアマット色を提案させていただきました。
クリアマット色は日の光はよく通すのですが、薄いスモークがかっているので汚れや傷が目立ちにくく、近年非常に人気のカラーとなります。

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以前の波板はかなり古く劣化から穴や割れが発生しておりました。
波板の重ね部分の汚れもかなり目立つ状態になっておりました。
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また、こちらのテラスにはコーナー部分があり、曲がり部分が複雑に入り組んで重ねて貼ってある状態でした。
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入り口部分は斜めに波板が張り付けてあり、中残の木材が腐食してボロボロになっていたので今回は外して、アルミの中残を加工して取り付けてそれに波板を張り付けることにしました。
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長さを窓枠の上から伸びるように計算してカット、逆側は柱にぴったりくっつくように加工して中残を取り付けました。
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テラスの屋根下に波板を潜り込ますようにカットして、新設した中残と下枠に固定用のビスで固定しました。
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奥は2m70cm程度長さを7枚、手前は3m30cm程度の長さのもの8枚、L型に曲がっているところにも様々なサイズの波板を複数重ねながら張り替えているので非常に大きいテラスになります。
すべて張り替えた後は汚れもなく、日の光の入りもよいので全体的にパッと明るくなりました。
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雨樋の中も波板を外した時しかメンテナンスできないため、しっかり掃除しておきました。
以前はコケが固まってしまって完全に流れてない状態だったので、いたるところから雨水があふれている状態でした。
テストで水を上から流したところ、正常に機能し始めているようでお施主様も喜ばれていました。
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こちらは仕上げ後上から見た写真です。
見にくいですが、軒下かなり奥にビスで止めています。
これが今回の作業での最大の難関ポイントでした。
頭が入らないので、手だけ伸ばして、アングルインパクトドライバーという首長の工具を使ってギリギリ止めれた状態です。
波板をセットするたびにこの難関をクリアしなくてはいけなかったので非常に苦戦しましたが、仕上がった後はすべての労力が報われるきれいな仕上がりになっており、満足いく仕上がりになりました。